市内から県道1号で
「えびの高原」(辺りのススキが海老色に染まる
ことからこの名が付いたらしい)へ向うが、坂を登るにつれて
路肩に雪が残っているのが目に入ってくる。宮崎の山だから
と甘く見ていたら大間違えで、登山口から暫くすると雪が薄ら積もっている・・・
晴れていれば展望が望めるのに・・・
あまりに寒いのでバイクに乗っている装備で登山を開始する。
しかし登るに連れて体温は上昇。それに伴い衣類をどんどん脱いでいくと、
最後は下はGパン、上はTシャツとバイクジャケットのみとなる。
急いで登ると汗が出てきてしまうので(汗が冷えると体温が奪われて
非常によろしくないです。)、かなりゆっくりと登っていったら
1時間で頂上へ到着。山の裾野から吹上げる強風に粉雪が舞う中、
一人で写真を撮ってから下山。頂上からは高千穂岳など霧島の山々が
一望できるらしいが、そんな景色とは皆無な辺り一面ガスだらけであった。
その分、冬の樹氷の綺麗な韓国岳を登れたのはラッキーであったかもしれない。
(登り1時間、下り50分)
左:登山途中 右:頂上にて 辺り一面雪景色か・・
下山後、急いで鹿児島へ向け出発。途中から高速道路と指宿スカイライン
(片側一車線の山道だが、いい感じで走れた)を利用し、
13:00ごろには開聞岳麓へ到着。頂上付近の雲が気になるが登山開始。
池田湖畔の菜の花畑より開聞岳を臨む。
5合目までは土の路面なので問題ないが、その後は岩場の登りが
とても多くなる。(雨の日は滑りやすいと思われるので注意が必要)
所々、木々が切れると指宿や錦江湾、東シナ海が目に入ってくるが、
この日は生憎の曇り。頂上からもよい展望は得られず、雨がパラついて
くる始末で残念であった。(登り1時間40分、下り1時間30分)
小雨の頂上にて。
当初の予定では指宿で「砂風呂」に入って汗を流したかったが、 出港の時間が迫ってきたので泣く泣く諦める。再び指宿スカイラインを 経由して鹿児島港へ到着するが、ここで問題が一つ発生した。 バイク会社が発行するクレジットカードを見せると「人は2割、バイクは3割 引きになる」と電話で聞いていたのに、 何故かスズキのJAJAUMA CLUBカードのみは 割引されないと言われる・・・・(他の国内メーカー3社はO.K) カード作った意味無いやん・・・(それでも、九州行きのフェリーや 北海道航路では割引があるらしいのだが、「スズキでも大丈夫ですか?」 と確認することを忘れてはいけないだろう)
金銭的に痛いものがあったが、それ以上に問題だったのは同室 (2等雑魚寝部屋)で一晩中大イビキを奏でる若者一名。登山で疲れているハズなのに、 あまりの酷さに全然眠れなかった・・・(いっそ、首を横に捻ってやろうかと 思ったこと数知れず)
この日の走行距離:156.6 km