2003年1月、与論・奄美ツーリング
1日2山制覇に挑む。

(12月30日)
 夜が未だ明けない5時前に起床。寒さに堪えてテントを撤収し、 コンビニで朝食を済まして6時過ぎに出発。小林へ向う国道は 「路面凍結注意」が出ており、スリップしないか多少臆病になりながら 走っていた。7時頃には小林市へ入るがやはり夜は明けない。 西日本の九州へ来た事をこの時に初めて実感する。

 市内から県道1号で 「えびの高原」(辺りのススキが海老色に染まる ことからこの名が付いたらしい)へ向うが、坂を登るにつれて 路肩に雪が残っているのが目に入ってくる。宮崎の山だから と甘く見ていたら大間違えで、登山口から暫くすると雪が薄ら積もっている・・・

晴れていれば展望が望めるのに・・・

 あまりに寒いのでバイクに乗っている装備で登山を開始する。 しかし登るに連れて体温は上昇。それに伴い衣類をどんどん脱いでいくと、 最後は下はGパン、上はTシャツとバイクジャケットのみとなる。 急いで登ると汗が出てきてしまうので(汗が冷えると体温が奪われて 非常によろしくないです。)、かなりゆっくりと登っていったら 1時間で頂上へ到着。山の裾野から吹上げる強風に粉雪が舞う中、 一人で写真を撮ってから下山。頂上からは高千穂岳など霧島の山々が 一望できるらしいが、そんな景色とは皆無な辺り一面ガスだらけであった。 その分、冬の樹氷の綺麗な韓国岳を登れたのはラッキーであったかもしれない。 (登り1時間、下り50分)

左:登山途中 右:頂上にて 辺り一面雪景色か・・

 下山後、急いで鹿児島へ向け出発。途中から高速道路と指宿スカイライン (片側一車線の山道だが、いい感じで走れた)を利用し、 13:00ごろには開聞岳麓へ到着。頂上付近の雲が気になるが登山開始。

池田湖畔の菜の花畑より開聞岳を臨む。

 5合目までは土の路面なので問題ないが、その後は岩場の登りが とても多くなる。(雨の日は滑りやすいと思われるので注意が必要) 所々、木々が切れると指宿や錦江湾、東シナ海が目に入ってくるが、 この日は生憎の曇り。頂上からもよい展望は得られず、雨がパラついて くる始末で残念であった。(登り1時間40分、下り1時間30分)

小雨の頂上にて。

 当初の予定では指宿で「砂風呂」に入って汗を流したかったが、 出港の時間が迫ってきたので泣く泣く諦める。再び指宿スカイラインを 経由して鹿児島港へ到着するが、ここで問題が一つ発生した。 バイク会社が発行するクレジットカードを見せると「人は2割、バイクは3割 引きになる」と電話で聞いていたのに、 何故かスズキのJAJAUMA CLUBカードのみは 割引されないと言われる・・・・(他の国内メーカー3社はO.K) カード作った意味無いやん・・・(それでも、九州行きのフェリーや 北海道航路では割引があるらしいのだが、「スズキでも大丈夫ですか?」 と確認することを忘れてはいけないだろう

 金銭的に痛いものがあったが、それ以上に問題だったのは同室 (2等雑魚寝部屋)で一晩中大イビキを奏でる若者一名。登山で疲れているハズなのに、 あまりの酷さに全然眠れなかった・・・(いっそ、首を横に捻ってやろうかと 思ったこと数知れず)

この日の走行距離:156.6 km


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