2003年8月、北海道ツーリング
昨年は雨の北海道。今年は?

(8月8日)
 3年連続で八戸まで自走となる今年。去年までなら大洗からの便が取れなくて 仕方なしに走っていたのだが、今年は台風が本州を北上・・・当初の予定では 岩木山に八甲田山の登山を予定していたが、東北道を移動中に届いた メーリングリストでの台風情報によると、
山登り所の話しでは無い・・・
 ここで寝ようと思って入った岩手県の前沢SAで、 荷物が無いバイクの方と話をしていたら、 早朝に八戸5:30発の便があることを教えてもらう。(因みに、荷物が無かった 理由は宅急便で送ったとの事。自分と同じ地元への帰省ライダーだった) もしかしたらキャンセル待ちで乗れるかもと思い直し、眠いのを我慢しながら 何とか4時過ぎにフェリーターミナルに到着。
何と5:30の便以外は全て欠航となっていた・・・
予約していたのはこの日の22時発であったので、 雨にも降られずに北海道まで渡れてラッキーと、素直に思った。 (この時ばかりは八戸までの移動で助かった)フェリー内ではおじさんの 寝返り裏拳、イビキ、体臭のトリプルコンボを喰らったものの、 徹夜明けなので無視して寝る事ができた。

この日の走行距離:680.5km


(8月9日)

 定刻通りに室蘭に1:30着。しかし、台風の影響で上陸後は雨・・ 計画よりも大幅に早く北海道に着き、どうしようかと思案してしまうが、 台風が北海道にも上陸する との話しなので札幌の親戚宅に沈没を決める。 そのままR36で札幌へ向うのもつまらないと思い、 わざわざ洞爺湖と支笏湖を経由して 北上を開始するが、山間では雨脚が強くなり、景色も望めず良い事なしで 「濡れてくたびれた」だけであった・・・

 それでも夕方5時前には無事、札幌へ。風呂と夕食を頂いた後に大学時代の友人と 2年ぶりに落ち合う。お互いの近状などを話しながら飲んでいたら、夜11時近くに なっていた。(札幌では雨風は収まっていたが、日高の方はとんでもない事に・・・)

この日の走行距離:134.8 km


(8月10日)
 朝起きて外を見ると台風一過で青空が見える。これなら襟裳岬経由で 道東に抜けれると考えていたのだが、 TVを見ると台風の影響で日高地方が酷い事に・・・
門別では河川が氾濫し、道路が冠水したり橋が流されていた・・・
どうしようかと思案していると、 この日の午前に従兄弟が飛行機で帰って来るとの情報が。 とりあえず千歳で出迎えをしてから日勝峠経由で帯広へ抜けることに決めて 千歳へ。途中の千歳市内が渋滞なので不思議に思っていたら、この日は航空自衛隊の祭り。
(そのお陰で旅客機は上空で待機させられ、 お客さん達は文句を言っていたらしい・・)
低空をF15が爆音を立てる風景は
沖縄を思い出させた。

 空港での用事を済ましてから千歳基地へと移動。自衛隊のみならず、政府専用 ジャンボまで並んでいたのには驚いた。(F14は無かったが米軍機も並んでいた) 油圧によるF15のタイヤやラダーの実演や、20mmの弾ってこんなにもデカイのかと 兵装を見たりしていた。(自分達の税金がこんな形で使われていると思うと 腹立たしくも思ったりしたが、今の国際情勢や地元の知り合いに 自衛隊関係者がいることなどあって、何だか複雑な気分)

左:格納庫の油圧作動展示用のF15 右:20mm弾。大人の拳よりも大きい

 昼過ぎに千歳を後にし、増水したままの鵡川を横手に見ながら穂別へ走るのだが、 まさか日勝峠の道が冠水で通行止めとは予想できていなかった。 こうなると狩勝峠まで大きく迂回しないと帯広方面に出られないのだが、穂別から夕張、 桂沢湖を経由して富良野に出ると夕方5時近くになってしまった。更に帰省の車と 迂回の車で富良野市内は渋滞でトホホな状態。鳥沼でテントを張ろうと思っていると 地元の友人から電話が入り、結局地元に帰る事にする。高速道路の移動とは違った意味で 疲れた一日だった。

左:増水中の鵡川。この先の道が通行止めとは・・・
右:穂別の道道で見つけたVIVOコーヒー。
(VIVOについてはharuさんのページをどうぞ。
当人は大洗フェリーが欠航で青森自走を余儀なくされていましたが、
今回の極秘ミッションが北海道より北とは・・・)

この日の走行距離:303.4km


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