旅行準備
12.国民年金、国民健康保険、税金、失業保険、海外旅行保険
長期の海外旅行(ツーリング含む)に出られる方は、仕事を辞めて行かれる
(会社の倒産やリストラなど会社都合の方もいると思いますが)方が
殆どと思います。日本にいる間に手続きを行う必要がある
住民票、国民年金、国民健康保険、税金、失業保険、海外旅行保険(任意)
についてです。
・住民票
:海外にいる間、住民票を残していると、「国民年金」、「国民健康保険」、
「税金」、の請求が行われます。その為、海外に出ている間は「住民票を抜く」
事で上記3つの支払いを停止する事が可能になります。海外出発の14日前から
住民票を抜く事が可能ですが、他の市町村に転出して転居届けを出した日に
住民票を停止する事はできないので注意が必要。
・国民年金
:住民票を抜く(海外転出)ことで、支払いを回避することができます。
しかし、住民票を抜いている期間は支払っていませんので、最終的な給付金は
減る事になります。この間は支払い期間とみなされるので、給付金の減少を
防止する為に、過去2年分を遡って支払う事は可能です。また、任意で年金を
支払い続ける事も申し出れば可能となります。勿論、住民票を抜かないで
払い続ける事も可能です。なお、年金を停止している間に事故などで体に
障害が起きた際、障害年金受給の資格は無くなるデメリットは存在します。
・国民健康保険
:住民票を抜く(海外転出)ことで、支払いを回避することができます。
ただし海外にいる間も支払っていますと、海外で医療費を支払った際の費用を
帰国後に還元してもらうことができます。(平成12年から制度が変更)
その場合、とりあえず自腹で支払いを行い、領収書などの書類を帰国後の申請時に
提出する必要があります。
・税金
:住民票を抜く事で支払いを回避できます。しかしそれまでに働いていた
税金は請求されるので注意が必要です。6月までの給与分の税金は6月に受け取る分
から差し引いてもらう事が可能です。それ以後の7〜12月分は年末(年度末?)に
支払う必要が生じるとのことです。
・失業保険
:自己都合による退職の場合、退職後3ヶ月間は失業保険を受け取る事が
できません。そこで職業訓練学校へ申し込み、講義を受講する事で自己都合でも
最初から失業保険を受け取る事が可能らしいです。なお、保険の受給は最大で
12ヶ月です。(年齢や支払い年数で受給期間は異なります。
なお私は退職後直ぐに出発の為、失業保険を受け取れませんでした)
失業保険を受け取るには、最低3年間は失業保険を支払っていたことが必要です。
・海外旅行保険
2005年2月4日追加
:海外での入院、事故など万が一の場合に備え、任意で入る保険です。
各保険会社などが取り扱っています。大体、最低ラインの掛け金で12ヶ月の支払いにすると、
10万円位が相場の模様です。(出会ったライダーの話ですと、AIU保険は英語で書いた保険カードを
発行してくれるので、そのカードを税関職員に見せてバイク保険の支払いを回避する手を使う人も多いとか。
また、あいおい損保だと5万円台で12ヶ月の保険が掛けられると聞きました。
保険会社の人の話ですと、13ヶ月以上の保険は1年割引が適用されるので、
12ヶ月ではなくて13ヶ月の契約の方が良いと聞きました。(保険会社のホームページなどでは載っていませんが、
担当者に問い合わせて検討してみるのが良いと思います)
なお、クレジットカードの多くには、日本を離れて3ヶ月までの海外旅行保険が付随していますが、
クレジットカード会社に連絡をすると、追加金でこの保険が延長できるとの話を聞きました。
また、海外旅行保険では本人の死亡時の支払いが無いコースを選択する人もいますが、
実際に海外で死亡した場合、遺体の引き取りや火葬などで100万円単位のお金が必要になるそうです。
遺族の為にも、死亡時の保険支払いも選択しておく事が望ましいと思います。
(だからと言って、 死亡時の支払い3億円 などの条件ですと、何か怪しい感じもしますが・・・)
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