旅行準備

13.外貨の準備、入手法
日本国内においての外貨の入手法、海外においての外貨の入手方についてです。


(外貨への両替)
 日本国内では「円 (\) 」が通貨ですが、東南アジア方面の一部を除いては 通用しないのが現実です。世界的に一番使われる「USドル ($) 」 (ヨーロッパ方面でしたら「ユーロ (EURO) 」が使われますが)を準備する 必要が出てきます。 日本国内で US$ の現金を手に入れるのならば 銀行、郵便局 にて両替をすることになります。

2005年2月4日追加
 日本からロシア・中央アジア、中東経由で南アフリカへ向かっていますが、 モンゴル、中国、ウズベキスタン、トルコ、シリア、レバノン、ヨルダン、エジプト、ケニアでは 日本円を銀行や両替所で使用することが可能でした。多少は日本円を持っていた方が便利な模様です。 (一時帰国の際にも使用するでしょうし)

 両替を行う際、手数料が必要となることに注意が必要です。 (日本の銀行では3%、シティーバンクで2%みたいです) 例えば、US$1=\100 の相場の際、US$3,000 を入手しようとすると 相場上では 3,000×100=\300,000、30万円があれば入手が可能となります。 しかし、銀行などの金融企業は両替の際に数%の手数料を要求してきます。 仮に手数料が3%である場合、\300,000×1.03=\309,000 を支払わないと US$3,000 が手に入らないことになります。
 また、為替相場は日々変動している為、A日では US$1=\100 であったのに 1ヵ月後のB日では US$1=\110 であった場合、US$1 を手に入れるのに 円で10%も差額が生じる事になります。(数年前の円高時には US$1=\89 でしたが、 最近(2003年から2004年春にかけて)は、US$1=\105〜\115の間で変動していました。 相場のプロでも読み違えるほど予測が難しい相場なので、何時両替すれば良いのかは はっきり言って分かりません。こればかりは運不運も仕方ないのが現状です。

(トラベラーズチェック)
 確かにお金は必要なのですが、海外での強盗や盗難の危険性を考えると、 常に多額の現金を持ち歩くのはリスクが高いと考えられます。そこで、 トラベラーズチェックと言う一種の約束手形を準備しておき、 現地の銀行などで現金と交換する手段がよく使われています。 メリットとしては、

<盗難に遭っても再発行が可能>
:場合によっては再発行不可になるそうですが。

<持ち運びが便利>
:現金よりかさ張らない

ことが挙げられると思います。
 入手場所としては、銀行、郵便局がありますが、その他に セゾンサービスカウンターでも扱っている様子です。 手数料は発行場所によってことなり、通常は発行の際に発行額の1%を 請求されるみたいです。(なお、セゾンカードを持っていると 0.5%の手数料で発行されるサービスは終了した模様)
 ただし、海外で現金化する際、場所によっては手数料を請求されることがあるので、 国や交換場所によって注意が必要になります。

2004年8月14日追加
 ロシアや中央アジアの国ではトラベラーズチェックは殆ど使えません。 ロシアではインツーリスト系の大きなホテルの中でトラベラーズチェックを 使えましたが、レートは悪かったです。銀行の窓口でVISAやマスターなどの クレジットカードでのキャッシング(口座から現地通貨を引き出す) の方へ移行している気がします。

2005年2月4日追加
 日本からロシア・中央アジア、中東経由で南アフリカへ向かっていますが、 中国、トルコからエジプト、ケニア以南のアフリカ諸国でトラベラーズチェックが使用できる模様です。 トルコでは手数料無しで現金化できる銀行があるため、ここでアメリカドル (US$) やユーロ (Euro) に 換金してからアフリカを目指すと良いと思います。(もしくは、アフリカで現地通貨と交換)

(自動現金支払機 (ATM) )
 海外で現金やトラベラーズチェックが無くなっても、現在はATMにて 現地通貨を引き落とす事が可能になっています。しかし、引き出す際のレートは 3%上乗せされていたり、引き出す際に手数料が必要になったりします。 引き出し手数料もそれぞれで異なり、シティーバンクでは無料(ただし、口座には 日本円で50万円以上、外貨で20万円相当以上の預金が無いと、1ヵ月2,100円の 口座維持料が取られてしまうが)、郵便局では1回につき200円となっています。 (2004年4月現在)

2004年8月14日追加
 ロシアは都市で、モンゴルはウランバートルでATMを 見つけることが出来ました。カザフスタンでもセメイにありましたので、 徐々に普及している模様です。

2005年2月4日追加
 シティーバンクは引き出し手数料が掛からないのが魅力でしたが、 予想以上にATMで使用できないことが多いらしく、海外での使い勝手は良くない模様です。 VISAやMasterが付随した銀行や郵便局のカードの方が使い勝手は良いと思います。 (シティーバンクは預金保護機構に加盟していませんので悪しからず)

 一昔前だと海外の銀行窓口に日本から送金を依頼したりと大変だった様子ですが、 今は随分と素早く便利にお金を引き出せるようになってきています。 (現金が無くとも、VISAキャッシングなどクレジットカードで現金入手や買い物ができたりしますし)



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