<日本からロシアへ(2004年6月現在)>
渡航方法
ロシアへの渡航には富山県高岡市にある 伏木港
からロシアのウラジオストックへのフェリーを利用します。日本からは毎週金曜日18時に出航し、
2日後の日曜日9:30にウラジオストックに到着。ロシアからは毎週月曜日18時に出航し、2日後の水曜日9:00に伏木到着となります。なお、私はフェリーの手配を
NA Travel Solution Ltd.
にお願いしました。
料金、その他
料金は大人1名の片道が26,000円(4人で1部屋)、バイク1台が11,500円(200ccの場合)で合計37,500円となります。予約は2ヶ月前から可能で、特に割引サービスは無いとのことです。一日3回の食事が出ますが、それ以外のお酒などは料金が高いらしく、事前に用意した方が良いみたいです。乗船時の手続きは船外で日本の担当者と行うそうです。税関へ提出する申告書も現金はUS$3,000以下なら記入不要との事。乗船時にパスポートとインビテーションのコピーを渡し、下船前に返却してもらうみたいです。
船がウラジオストクに着岸する頃にB/L(船荷証券)が渡されるそうです。船は日曜に入港なので、バイクの引渡しは翌日の月曜にならないと出来ないそうです。まずシーターミナル3階(一番下の階が0階なので、日本人の感覚では4階)の
ビジネスインツアーサービス(BIS)
と言う旅行会社のオフィスに向かい、そこの職員に通関手続きを手伝ってもらうそうです。この時にB/L、インビテーションのコピー、パスポート、バイクの登録証(国際登録証)を提出してこれらのコピーを取ってもらう。次に書類一式を持ってシーターミナルから約1km岬の方向にある税関にて手続きを行う。この際、車両価格の0.1%
分の税金と手数料を支払う。ピンク色の書類を受け取ったらシーターミナル地下の倉庫(Vlad Pasco)へ向かい、倉庫保管料 $10
を払ってバイクを受け取るそうです。
<2004年8月17日追記> くぼすけさん
の情報によりますと、ビジネスインツアーサービス(BIS)は2004年7月以後、バイクの引き取りの手伝いは行わないと言われたそうです。今後はロシア人の通訳を介して自分で行う必要があるのでは、との話でした。
また、2004年7月にロシアのウラン・ウデで会ったアメリカ&二人のブラジルからのライダーは、北海道の稚内からサハリン、更にサハリンから大陸のワニノへ渡ってきました。自分がモンゴルから再入国する際もそうでしたが、ウラジオストック以外の税関ではドキュメント(バイクの書類)作成は簡単でした。おそらく、ウラジオストックは車の輸入量が多い事とフェリー到着後に一時的に倉庫に保管する事が、税関通過の書類作成の煩雑さや待ち時間に影響を与えていると思います。
2005年に海外ツーリングをスタートした
鏡平さんのページに、2005年のロシアのウラジオストック通関情報が掲載されています。詳しくは こちら
ロシア航路については 永原さんの「ユーラシア・アフリカツーリング」 や、 青山さんの「Ride
tandem」 を参照しました。
<ヨルダンからエジプトへ(2004年12月現在)>
渡航方法
ヨルダンのアカバ港から毎日フェリーが出ている。しかし、出港時間は不定期。最悪の場合、夜に出港して深夜にエジプトのヌエバ港に到着することに。所要時間は約4時間。
料金、その他
スローボートの乗船券は17スーダンディナール(以後、SDと省略)、人間の出国税は5 SD。バイクの出国税が5
SD、バイクの乗船券がUS$ 20。(2004年12月のレート:US$=\110, US$=0.7
SD)最初に人の乗船券と出国税(この際、バイクの分も支払うと効率的)を支払い、イミグレーションでパスポートと乗船券、出国税の領収証を提出して出国スタンプをもらう。続いて、カスタムへ向かい、ヨルダンの車検証、カルネ。バイク出国税の領収証を提出し、カルネを使用する。最後にバイクの乗船券を購入し、フェリー乗り場へ向かう。
<エジプトからスーダンへ(2004年12月現在)>
渡航方法
エジプトのアスワンハイダム近く(アスワンハイダム駅が最寄の駅)にある港から、スーダンのワディハルファへの約18時間の船旅。毎週月曜の18時ごろに出港だが、実際の乗船手続きは朝9:30からスタート。
料金、その他
アスワン市内にあるチケットオフィスでチケットを購入する。ただし、木曜までにオフィスへ向かい、バイクでの乗船の旨を伝えて予約をお願いすることをお勧めします。土曜の朝9時前にオフィスへ向かい、人間の乗船券を購入。1等は322エジプトポンド(以後、EPと省略)でベッド付き、2等は198
EPでシートのみ。(バックパッカーの人を含めて、2等を購入する人が大半)チケットを購入後、アスワン市内から2kmほど離れにある Trafic
police
にてエジプトのナンバープレートと運転免許証を返還して証明書を入手しておく。(乗船当日、カスタムで必要)乗船当日は朝9:30までに港へ向かい(アスワン市内から約20km離れている。また、アスワンハイダムを通過する必要があり、5
EPの通行料が必要)、バイクのチケット(372 EP)を購入。次にカスタムでバイクのチケットとカルネ、Trafic policeの証明書、手数料22
EPを渡してバイクの通関を行う。その後に人間の出国税
5EPを支払い、出国税の領収書とパスポートをイミグレーションに提出して出国スタンプを貰う。最後にカスタム担当者の荷物チェックを受けてフェリー乗り場へバイクで向かう。バイクの乗船は荷物の搬入の合間に行われるので、バックパッカーの人に座席の確保をお願いし、バイク近くで待機。搬入時に手伝ってくれた人への謝礼(バクシーシ)として1〜2
EPを準備しておくと良い。
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