2003年1月、与論・奄美ツーリング
寝ていても船は勝手に進んでくれる。楽だ。

(12月29日)
 冬の海なのだが、この日の太平洋はとても穏やか。昔、帰省に使っていた 新潟⇔小樽の日本海航路に比べれば揺れていないも同然で船酔いの客も見かけない。 とりあえず、 朝ごはん→朝風呂→朝寝→昼ご飯 と、ぐーたらな時間を マッタリと過ごすが、やはり暇なものは暇でしょうがない。ツーリングマップル九州 や奄美・与論観光ガイドを読んでいても、目に入った文字が頭の中で 蒸発していくようなボケボケな状態。(それでも、早朝に霧島にある韓国岳 (からくにだけ)を登ってから高速を使えば、昼過ぎに開聞岳に登れることに 気が付いてワクワクしてはいた。)もっとも、こんなに暇なのは至極贅沢な ことではあるのだが。

 フェリーは午後に高知へ立ち寄ってから宮崎の日向へ進んで行く。 さすが南国土佐である。年末と言えども暖かい。これならば九州は もっと暖かいと思っていたのだが。この時点では・・・

左:室戸岬 右:足摺岬 と言っても洋上からでは区別付かないか・・・

 丸一日かかって夜の8時頃に九州へ到着。 フェリー船内で隣にいたD-Trackeの人に話し掛けると、冬の 屋久島に登山らしい。確かにストックが荷物にくくりつけてある。 雪がないだろう韓国岳や開聞岳を登る自分とは気合が違う事を認識する。 下船してとりあえず腹ごしらえしようと、 宮崎へ向うR9沿いのコンビニに立ち寄る。弁当を食べていると、 ZRX1100の男性とセローの女性も立ち寄ろうとしていた。話し掛けると やはり同じフェリーに乗っていた人たちだ。九州内を回るらしいので、 開聞岳あたりの登山も進めてみたが、よく考えるとオフブーツなどで 山が登れるのだろうかと、後から気が付いた・・・

 夜9時過ぎには道の駅「富岡」に到着。近くにコンビにがあるので 宮崎焼酎「霧島」を買ってお湯割りにしようとしたが、 カセットバーナーの調子が悪くて沸騰する前に火が消えてしまう。 温いお湯割りは美味くも無く、星空の綺麗さだけで寒さを我慢していた。

この日の走行距離:88.4 km


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