テントを素早く撤収し、8時過ぎに宗谷岬を後にする。ところがその20分後 位にはアスファルト路面で転倒。原因はブラックアイスバーン(アスファルトの色 が見える氷)。幸い、近くにオートジャイロ(3輪バイク) の方がいたので助けてもらえたが、 両膝をモロにアスファルトへ打ちつけ、暫く悶えていた・・・
稚内市内へと戻りR40で南下を始める。気温は氷点下位だが、太陽が出ているので
白一色の雪景色がキラキラ光ってとても綺麗。眩しい位。ただし、路面はアイスバーン
なので、路肩のグリップする路面を40km/h位でゆっくりと進んでいく。
豊富町のセイコーマートで遅い朝食を摂っていると、年賀状を配達している
郵便局のカブの方に話しかけられる。多少呆れ顔だったのは気のせいだろうか?
その後もR40で南下するが、また転倒。今度は後ろから三重から来ていた
DJEBEL200の方に助けられる。自分のHPの事も知っている方で、少しの間
DJEBELと冬北海道について話しをしていた。
左:R40にて。雲が太陽に掛かる前に写真を撮っておければ・・・
写真の様に左側の路肩付近を走って進んでいました。
右:三重の方との写真。
この後、アイスバーンでもそのまま走っていく後ろ姿を見て、
ウデが違うとこうも違うのかと痛感する。
手塩にて日本海側へ国道で抜けようとするが、道を見落としてそのまま
南下してしまう。仕方ないので道道にて遠別へと抜けようとするが、吹雪に遭う。
民家は殆ど無く、対向車も1台しか無い山の中。
不安に思いながらも進むしかない。峠を越えると雪も止みホッとするが、
一人で山の中の道を走るべきでないと後から思った。
遠別のコンビニで昼食を摂ると、広島から来ていたDT125の方と話しをする。
今日はこの先の羽幌で宿に泊まると言う。先ほどの三重の方は名寄で泊まると
話していたし、遅くとも16時には宿なりキャンプ場なりへ着くのがベストなのだと
つくづく思った。それでも帰らなければ仕方ないので、
15時までに留萌へ着けば何とかなると思って気合を入れなおす。(この時間帯ならば
路面のアスファルトがまだ凍らずに出ている)バイクはあまり傾けられないので、
ハングオンの様に体をバイクからせり出しながら、
海風に耐えて60〜70km/hで南下を続ける。
留萌手前の小平にて最後の転倒を
やってしまい、車の方に引き起こすのを助けてもらったりしたが、予定通りに留萌へ。
その後はR233を使って北竜まで出て、17時にはR275で雨竜へ到着。この頃から
雪が降り出し、交通量が多い国道とは言え路面のグリップが怪しくなってくる。
GSで給油をしようとすると、札幌ナンバーのセローが南へ向っていった。
GSの人に聞くと、札幌まで走って帰るらしい。無事を心の中で祈る。
そんな雪降る雨竜の町中にて。
あとは家に帰るだけだから楽勝と思っていたが、田んぼの田舎道は グリップしない路面であった上、吹雪いて前が見えないので20km/h位でしか 前に進めない状態となってしまう。結局、雨竜から家まで50分もかかってしまい (夏ならば15分もあれば十分なのに・・・)、最後の最後で泣きそうになっていた。
この日の走行距離:262.3km(8:15出発、17:50着)
この日の燃費(先日の宗谷岬→雨竜町で給油、全て下道:22.1km/l)
この日の走行距離:120km
この日の燃費(給油していないので不明)
上陸後。気温13℃と北国帰りには暑い位でした。
この日の走行距離:172km
この日の燃費(1月1日の雨竜から1月3日帰宅まで、25.2km/l)
総走行距離:1,452km(12月27日〜1月3日まで)